125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「高寺…!」
手塚先輩があたしを見ると、心配したのと、怒ってたのと、安心したのと…全部混ざったような複雑な表情をして、あたしに近づいた。
「あ、え~と…ごめんなさい!」
あたしは、先に謝っておかなきゃ…と思い手塚先輩に思いっきり頭を深く下げた。
「いや…その、見つかってよかった…」
じっとあたしを見つめると先輩はそう言った。
また花火が上がった。
音に紛れて、先輩が耳元に口を寄せると囁いた。
「不安にならなかったのか…? 俺の電番…思い出しもしなかった…?」
手塚先輩の電番とアドレスは…合宿の時に教えて貰っている…。でもあたしはまだ、一度もかけていない…。
(…リョーマくんに連絡しようとした…何て言ったらまずい…?)
続けて花火が上がった。
あたしが答えに詰まっていると
「七星ちゃんだ~!どこにいたの?」
菊丸先輩が、駆け寄りながら言った。
「あ!見つかったんだ?」
「よかったなー!」
大石先輩や河村先輩や桃城先輩達が、次々に声をかけてきた。
一番最後に戻ったのが…不二先輩だった─