125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「先輩…紅生姜と七味で焼きそばが見えませんよ?」
「うん、いいの。これで普通だから」
にっこりしながら、紅生姜を盛り付けた上に七味をふりかける不二先輩。屋台の人もちょっと驚いてる。
外で食べる焼きそばは、美味しい。不二先輩も、いつもと変わらない。
少し安心した。
たこ焼きやチョコバナナ、あんず飴にりんご飴やサイダー…。お祭りは見てるだけで楽しい。
その時─
《ドーン パラパラパラ》
最初の花火が上がった。
皆 一斉に上を向いた。
《ヒュ~、ヒュ~…》
次々打ち上がる音がする。
(ここじゃ木の陰に入る…もっとよく見えないかな)
あたしは上を見ながら、花火がよく見える所…と知らずにどんどん移動してしまった。
(あ、ここならバッチリ…)
という所で人にぶつかった。
「ごめんなさい!」
「七星さん?」
「あ…柳さん…!?え…」
ぶつかったのは、立海大の柳さんだった。最初の出逢いといい、ホントに柳さんとは、ひょんな時に会う。
「一人か?」
「いえ…先輩達と…」
振り返っても、知らない人達の群れしか見えなかった。
「あら……?」
「はぐれた確率100%だな」