125キロの加速 ナツのオトメ2*
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「あれ…? 何で英二?」
「うん、七星ちゃんがどうしても席を代わって…って。…まさか不二、七星ちゃんに何かしたんじゃ…」
帰りのバスの中。
不二の隣は七星のはずが、やって来たのは菊丸だった。
「…やっぱりあれがまずかったのかな…」
少し困ったような笑顔で不二が答える。
「…って、何したんだよ!不二っ!」
不二に掴みかかる勢いで菊丸が叫ぶ。
「怪談」
「…にゃ?」
「だから怪談。さっき部屋に一緒にいた時、話してあげたんだよね…」
不二がうっすらと目を開けて笑う。
「英二も聞きたい?」
「にゃ…」
「昔…この辺りでは…」
「にゃにゃ~っっ!」
「うるさいぞ、英二」
「お願いだ大石~席代わって~不二の目が怖いよ~」
菊丸は涙目で大石にしがみついた。
「…結局、七星ちゃんは誰といるの?」
菊丸に代わって、隣に来た大石に不二は聞いた。
「え? ああ、越前だよ。後ろの方にいる」
大石は親指で後部座席の方を差した。
(ふぅん…僕から逃げられると思ってる…? 可愛いね。そんなに可愛いことすると…かえってどこまでも追いかけて…メチャクチャにしたくなるんだよ…フフ)