125キロの加速 ナツのオトメ2*
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「──!」
二人に緊張が走った。
「俺に何か用事か? 幸村」
手塚は、テニス部の部長として、威厳を持ち幸村の前に立った。
ただ…七星の肩に幸村の手が乗っているのが嫌でも目に入り、どうにも心は平静になれずにいる。
それは不二も同じで
(七星ちゃん、君どういうつもり…? まさか僕を拒むの…?)
自然と幸村への視線がきついものになる。
「用事というか、青学との練習試合が来週だから、挨拶に来ただけなんだ」
幸村は、軽く微笑む。
それを聞いて少しホッとする手塚だが、
「しかし、なぜうちの生徒と一緒に…?」
七星の肩にどうしても視線が行ってしまう。
「ああ…このひとは僕の大切な恋人だから、一緒にいるのは当たり前だよ」
にこりとする幸村と対照的に、ショックを受ける手塚。
不二には…遊園地での一件があるので、さして驚きはないものの…
(僕にケンカを売りに来たってわけか…なるほどわかったよ。君は僕を拒むんだ…。僕の気持ちを知りながら…そんなこと許されると思っているのかい…? ねぇ…七星…)
不二先輩が、目を開けてあたしを見つめた…。