125キロの加速 ナツのオトメ1*
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「俺の名前は手塚だ。手塚国光。…お前の好きに呼べばいい」
「手塚先輩」
やっと合点がいったのか、嬉しそうに手塚を見上げる七星。
「そんなところだ」
手塚も穏やかな笑顔を七星に向ける。
「手塚が七星ちゃんを見て笑ってる~っ」
「七星ちゃんも手塚を見て笑ってるよ」
「見つめ合ってる…ってわけだけど…手塚の異様な進歩には驚かされるね」
(手塚…心境の変化かい?
一瞬で手塚を変えられるなんて…凄いね。きみは間違いなく不思議な女の子だよ七星ちゃん)
(…今度は部長…?マジかよ…?いくら七星がアホだからって、手塚部長までノるなよな)
面白くない…といった顔つきで二人の姿を見る越前リョーマ。
季節は進む。
目に刺さるような、鮮やかな緑がどんどん濃くなり、緑陰もくっきりと影を落とすようになった。