125キロの加速 ナツのオトメ1*
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…仕方なくあたしは、歩調をわずかに早め部長さんに並んで歩き始めた。
「…あ 七星ちゃんが、手塚と並んだ」
「え? まさか手なんかつないでたりとか…」
「ありえないな…。あの手塚が女の子と手をつないで、学校から帰るなんて」
(まぁ…確かにね。手塚部長は手なんかつながないだろうさ。でも…もしあのアホ七星が、いきなりけつまづいて転んだら?いくらなんでも手を貸すだろ?そしたら、手を握ることになるじゃないか。…っとに。転ぶんじゃねーぞ!)
見ないようにしているつもりだろうけど、チラチラ視線を二人に送るリョーマを不二は見逃さない。
(ほんと…飽きないよね。…手塚がこれからどう出るつもりかわからないけど…目が離せないのは、変わらないしね)
「…さて、ではそろそろ本題に入ろうか?」
あたしをチラリ…と見下ろすと いよいよ部長さんは切り出した。
「は…はい わかりました」
あたしも覚悟を決め、同じくチラリ…と見上げた。
「俺のどこがマゾなんだ?」
やっぱり、そこから来ましたか…。 でもそうですよね。思いますよね?
ホント。何であたしもあんなこと口走ったんだか。