125キロの加速 ナツのオトメ1*
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「…なぜ 両立してるとわかる?」
「校内に飾ってありましたもの。最近のトロフィーやカップ…それもテニス部のがたくさん」
にこ…と天真爛漫そのもの…の笑顔を手塚に向ける。
内心そうか…と思いながらも、再度ここ生徒会室への訪問理由を尋ねた。
「─で用事は何だ?」
「あ、学園祭の件で…」
実行委員長から渡すように頼まれたプリントの束を、七星は手塚に渡した。
「じゃ失礼します」
手塚にお辞儀をして、部屋から出ようとした時、何かを思い出したように
「あ…」
とつぶやいた。
「何だ?」
七星は少しだけ照れたような笑いを浮かべると、
「部長さんて紺碧のイメージですね」
「紺碧…?海や空の?」
「はい その紺碧です」
「なぜまた?」
「孤高だから」
「─!…紺碧が…孤高?」
「はい。紺碧は…人の存在する処には現れない色なんです」
「………」
「海の底、あるいは天空の彼方に、人の目に触れず紺碧は存在します。誰の手にも届かない憧れの色」
「……」
「あたし…テニスは全然わかりませんが、部長さんがリョーマくんと練習している姿を見た時に、部長さんに紺碧を感じました」
「……」