125キロの加速 ナツのオトメ1*
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「行くぞ。七星」
にっ…と、不二に挑戦的な笑顔を向けると さっさと七星の前を歩き出す。
「あ、待ってよ。リョーマくん」
あわててリョーマの後を追いかけるが、くるりと不二に体を向き直し
「あ、あの、ありがとうございます。お先に失礼します」
ぺこりと頭を下げると、この距離なら…と思ったのか一気にリョーマ目指して駆け出した。
「ひゃ~。おチビの奴 不二にケンカ売ってるよ~」
「部内で 争い事はしないでほしいな…」
「面白いデータが取れそうだな」
「ふぅん…」
(少し本腰を入れてみるかな…。ふふ…君じゃないけど、まだまだこれからだね)
不二も二人の後ろ姿を見送りながら、いつもの笑みに不適さを加えて微笑んだ。
「…獲物を狙う目だぞ。不二」
「手塚…」
いつの間にか隣に来ていた、テニス部の部長が言った。
「越前は退屈しなさそうだな?」
腕組みをしたまま、遠くなったリョーマと七星の姿を見ている。
「まぁね。色々と楽しませてくれるよ。刺激は欲しいからね」
くす…と笑う。
「ほどほどにな。揉め事は困る。テニスに響くようならお前でも容赦はしない」