125キロの加速 ナツのオトメ1*
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そんな時だ…。
フェンスの向こうに、あいつの『どうしたの?』…という顔を見つけたのは…。
今日は、初めて七星の顔を見た気がする。
あいつはテニスはわからない。けど、陸上で世界を目指したかったと言った。
競技をするのは、テニスも陸上も選手だ。人がやるのに変わりはない。
選手の好、不調の差ぐらいはわかるのかも知れない。
驚いたのは、あいつの間の抜けた顔を見たとたん、気分が落ち着いたことだ。
こんなこと…絶対あいつには言えない、教えない。
ましてや…
「どうしたんだい?急に調子が戻ったね」
ふふ…と、笑顔に好奇心が混ざる。
「そうスか?」
…この人には悟らせるものか。
「今日は調子…悪かったの?リョーマくん」
部室を出たら、あいつが待っていた。
「…別に」
俺が七星の横を通り過ぎると、
「あれ?七星ちゃん、待っててくれたの?じゃ今日も送るね?」
にこにこと不二先輩が、七星に近づいたりするから
「先輩」
ずい…と俺は七星と不二先輩の間に入った。
「七星が待ってたのは俺っス」