125キロの加速 ナツのオトメ1*
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「ごちそうさまでした」
深々と乾先輩に頭を下げ、空の紙コップを渡すと
「よかったら、これ君にやろうか?」
2リットルのボトルごとあたしにくれようとするから
「いえ、部員の方達の特製ドリンクなんでしょう?そんな大事な物は頂けません。お気持ちだけ、ありがとうございます」
そう言って またあたしは頭を下げた。
「…じゃ、好きな時に飲みにおいで。君ならいつでも部室に入れるように、皆に言っておくよ」
乾先輩の笑顔に見送られ、あたしは部室を後にしたけど…どういう展開なんだろこれ…。
テニス部とは 何の関係もないのに…。
「越前、君の彼女なんだが、素晴らしいね」
「─は?…何スか先輩、いきなり…。俺に彼女なんていないっスよ?」
放課後の部活が始まり、着替えをしているリョーマに近づくと、いきなり乾がそう言ってきた。
「もしかして乾、七星ちゃんのこと言ってるのかな?」
横から不二が口を挟んだ。
「七星…それがあの子の名前か…」
噛みしめるように七星の名を言葉にする乾を見て
(あいつ…今度は乾先輩かよ…何やったんだ?)
心の中で何やらムッとするリョーマ。