125キロの加速 ナツのオトメ1*
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言われれば、簡単な推理。
「お前 自分が実行委員だってのも忘れてただろ?」
(…ピンポン)
無言でうなずくあたしに、リョーマくんはため息をつくと
「アホ」
何だかしばらく振りに言われた。
「だってジャンケンで負けて…仕方なくなっちゃったんだもん。忘れて当たり前でしょ?」
もう開き直ることにした。
リョーマくんがジロッ…とあたしを睨むと
「…なったものは仕方ないから、実行委員会がある日以外は見に来い。いいな?」
それだけ言うと あたしの前をスタスタと歩き始めた。
「あ、リョーマくん!」
急いでリョーマくんの歩調に合わせると、
「何で見ないといけないの?あたし陸上以外のスポーツって全然わからないし…」
「いいんだよ。わかんなくったって。おとなしく見てれば」
少し怒った風に言う。
「え…で、でも…」
何でリョーマくんが怒るのかわからなくて、それに大して興味のないテニスを見なきゃいけない理由もわからなくて、つい反論仕掛けたら…
「七星が見てると退屈しないんだよ!」
それだけ言うと だっ!と走り出してさっさと行ってしまった。
「リョ…」
…そんな急に走られたら追いかけられないよ…。
リョーマのアホ…。