125キロの加速 ナツのオトメ1*
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「ふふ…楽しそうだね、越前」
リョーマが七星を見ただけで、普段はまったく見せない笑顔をするので、不二もかなり興味深くなったようだ。
不二が近づいたとたん、すぐいつもの表情に戻ったものの
「越前にそんな顔させるなんて彼女もやるね」
「彼女じゃないっス」
「知ってるよ。七星ちゃんから聞いた」
(じゃあ何で、いちいち絡むんスか?)
声には出さずに思ったが、チラリと不二を見た。
「ん~そうだね。一応宣戦布告…かな」
「…………」
声に出さないのに なぜ会話が成立するんだ?
それにびっくりして、うっかり不二をまともに見てしまった。
「やっぱり反応するね。いくら否定しても気持ちは正直だ」
いつもの顔…。微笑みをたたえた…かえって表情が読めない、謎の不二スマイルに絡め取られた気がした。
「……」
あわてて視線を逸らしたけど、まずかったかもしれない。他の先輩ならごまかせるわずかな反応も、不二には通用しない…。
「ふふ…ますます面白い。目が離せなくなりそうだよ」
それだけ言うと、不二はリョーマから離れコートに入っていった。