125キロの加速 ハルのオトメ*
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えへ…と照れ笑いを浮かべると
「いいよ。知らなくても…俺が教える」
囁くようにリョーマくんが小さく呟いた。
「…え?」
「何でもない。…で、そのアルクが秒速125kmで動いて何をするわけ?」
「何万年後かにはスピカに並ぶの。…それだけなんだけど、あたしもいつか自分だけのスピカを見つけて追いかけたいな…って。それが目標」
何となくにんまりしてしまう。人に話すってスッキリするものなんだな。
「ふぅん。それが七星の『輝ける星』ってわけ?」
「…え?」
「シャイニングスター。さっきそう言ってたじゃん」
(あ…そうだっけ)
何かリョーマくんに言われると恥ずかしい…てか照れる。
「俺にしたら?そのシャイニングスター。簡単に追いつかせないし、追いがいあるよ?」
「ええ!?」
今度はあたしがびっくりしてのけぞった。
「またアホ面」
ため息を吐くリョーマくん。
「せっかく七星に昇格したのに」
チラ…とあたしを横目で見たあと
「でもま、そこが七星のいいとこなのかも」