125キロの加速 ハルのオトメ*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
空を向いたまま、固まりかけたあたしはギギ…と音がするんじゃないかと思いながら、声の主の方へ顔を動かした。
「越前くん… いつからそこに…?」
悪戯っぽくニヤついていた笑顔が、ふっ…と真顔になった。
「何で急に越前?」
(あれ…怒ってます…?)
「え…?いや、だってそれは今までは名字知らなかったから…」
「リョーマでいい」
(何だろ、いつもよりそっけない…?)
「え… でも」
「いいって。あんたに越前って呼ばれる方が気色悪い」
(むかっ)
「何よそれ。一体あたしが…あーっ!それよりいつからそこにいたのさリョーマくん!」
あたしは焦ってリョーマくんに聞いた。
「…俺がここへ来たときは誰もいなかった」
と言うと、ニヤリと目が笑った。
「──!! じゃ…さっきの一部始終…見て聞いてたわけ?」
「ま、そういうことになるけど先にいたのは俺だし。後から来たあんたや先輩達が、勝手にガチャガチャ騒ぎ始めたんだし」
「……」
先にいたなんて、全然気がつかなかった…。
「んで? あんたは俺にどっちで呼ばれたいわけ?」
「…はい?」
「…アホ面決定」