125キロの加速 ハルのオトメ*
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「あっ、ひどいな不二!七星ちゃ~ん。俺は可愛いコが好きなだけなんだからさ、わかってね~」
全然こりてない感じで、あたしに手を振りながらアッケラカンと言う。
「英二」
不二先輩が軽く睨んだように見えた。
「だぁってさ~、おチビのカノジョじゃないんでしょ~?だったらさ、俺の可愛いカノジョにしてもいいと思わない?」
にこにことあたしと不二先輩を交互に見る。
「えっ…ええ~!!」
何それーっ! 何の話ですかー?
「英二」
なぜかにっこりと笑った不二先輩が、菊丸先輩にガシっとホールドをかけると
「じゃ七星ちゃん、またそのうちゆっくり話そうね」
あたしには空いてる方の手で軽く手を振り
「にゃ~離せ不二~!」
猫叫びをする菊丸先輩を出口に引っ張り、バタンと音をたててドアを閉めると行ってしまった。
「…ふぅ…」
改めて大きく息を吐き
「何だったの」
男子テニス部って…変わった人が多い…の間違いじゃないの?
でも…二人の先輩のお陰で気がついたことがある。
「あたし…リョーマくんに名前、言わなかった気がする…」