125キロの加速 ハルのオトメ*
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「もしかして…越前…リョーマって言います…?」
確かめるように訊いてみた。
「うん、そう。越前リョーマ」
不二先輩の微笑んでいるような顔が、ちょっと笑いを深めた。
「本当に知らなかったみたいだね。じゃ、彼女…って言うのは」
「何かの間違いですよ。リョーマくんとはぶつかって、ちょっと話しただけなんですから」
焦って説明するあたしに不二先輩は
「ふぅん。じゃ高寺さんて、今フリーなの?」
と訊いて来た。
(フ…フリーって、彼氏がいないってことよね?)
「い…今じゃなくても、前からフリーですってば」
言わなくてもいいことをあたしは言ってる。
「ふふ…面白いね、高寺さんて。…ん、でもちょっと高寺さんだと硬いかな?ね、七星ちゃん…って呼んでもいいかな?」
「え…?」
唐突に言われて、ちょっとドキ…ってしたかも。
男の人に名前をちゃんづけで呼ばれるなんて、経験したことないです。
クラスの男子は名字を呼び捨てだし、幼馴染みのなんとかくん…なんてのもいないし。そりゃ幼稚園時代はあるけれど…もしかして初体験!?
「ダメかな?」
ハッと我にかえり
「あ、呼んで下さい。お好きなように」