125キロの加速 ハルのオトメ*
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「ねね、お~いし大石、あそこにいるのおチビじゃない?」
「え…?」
「ん?何だい、越前がいるって?」
「カノジョかにゃ?」
「ああ、本当だ、女の子といるな」
「でも、どうかな。越前のそんな話はまだ聞いたことないけどね」
少年…を越前と呼ぶ同じテニス部と思われる3人の男子部員達。
「ふふ…これで明日は越前をからかえるね」
どこか楽しげに不二が話せば
「不二が言うと 冗談に聞こえにゃい…」
少しだけひるんだように菊丸が小声でつぶやき、大石も苦笑いを浮かべるのであった。
─翌日 放課後─
テニスコートにボールの音が響く中
「んね、おチビ。昨日の女の子って、おチビのカノジョ?」
菊丸英二が興味津々…といった顔で、ベンチで支度をしている越前リョーマの隣に座る。
「…昨日…? 何の話スか?」
眉をひそめ、何のことかわからない…と不機嫌そうに菊丸の顔を見るリョーマ。
「やだな~昨日、部活の帰り女の子と親しげに話してたじゃん。その子だよん」
昨日─いぶかしげに思考を巡らせると…
(…あ、あいつか。空ばかり見て歩くアホ面女…)
「…彼女じゃないっス。歩いてたら、向こうがよそ見しててぶつかって来た……」
思い出したらまた呆れたように、ため息が出た。