125キロの加速 ハルのオトメ*
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─放課後─
春菜と一緒に男子テニス部のコートが見える場所へと行ってみる。
結構見学の女の子が多いなぁ…と思ってちょっとキョロキョロしていたら、隣りにいた春菜がいない。
(あれ…)
と思ったら、フェンスに張りつくようにして春菜が練習を見つめている。
(…あの分じゃ多分春菜も目当ての人がいるんだろうな…)
何だか微笑ましい…と思いながら、どれどれ…とコートに目を向けると…
(あれ…?どこかで見た…?)
練習している部員の中でもひときわ小柄な少年─が目についた。
(ん~…? 確かどっかで…??)
思い違いかな…キャップもかぶってるし遠目だし…。ま、いっか…。
ちょっとモヤモヤが残りつつも、あたしの『男子テニス部見学体験初日』は無事に終了。
春菜との帰り道、
「七星は誰か、かっこいいなって思った人いた?」
─って聞かれたけど
「え? ん~…別にいなかったかな…」
ごめ~ん、と答えておいた。
「へぇ、七星は 一目惚れタイプじゃないんだ」
そんなあたしを見て春菜は笑いながら言うけど…。