125キロの加速 ナツのオトメ1*
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『来いよな』
…昨日リョーマくんに言われた…ってわけじゃないけど、あたしは男子テニス部の練習を見に行った。
「まだ早かったみたいね、七星」
春菜があたしに振り向いて言った。確かに、フェンスの向こうのテニスコートには、まだまばらにしか部員の姿が見えない。
(ふぅ…)
何だか自然にため息が出ちゃう…。
春菜もふぅ…と息を吐き
「暑いよね~今日は」
とハンカチを取り出すと、パタパタと自分に扇いだ。
「あ…うん、まぁ夏もすぐそこだし…」
ため息の理由づけが出来たみたいで、ちょっと苦笑いしちゃったけど…。
「あ! 七星ちゃんだ~。や~っぱりオレを見に来てくれたんだ~」
「へぇ…あの子七星ちゃんて言うんだ。いつわかったんだ? 越前に聞いたのか?」
大石が、やや浮かれ気味の英二に聞くが、答えたのは
「違うよ。直接彼女から聞いたんだ」
不二だった。
「…誰が越前の彼女だって?」
三人の後ろから声をかけた人物は、何やら怪しい色合いの液体が入ったペットボトルを手にしていた。
「乾…」