125キロの加速 ナツのオトメ5
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『最強王者立海』
立海のレギュラーメンバーと知り合うようになってから、幾度か耳にした言葉だ。
D-1の大石先輩と菊丸先輩のペアは、青学では断トツのコンビだとあたしも思っている。
そのペアを仁王さんと柳生さんが翻弄していく様は、やはり見事だと思う。
「ああ、だけど菊丸先輩たちも凄いよね! シンクロとか感動しちゃうもん」
春菜が半分泣きそうになりながらも、食い入るように応援している。
D-1も残念ながら青学が負けた。
でも4-6だ。
『残念ながらD-2に続いてD-1もこちらの負けです』
そう幸村さんに送った。返事はまだない。
S-3が始まろうとしている。勝利の流れが立海にいっているけれど、S-3の乾先輩の逆光レンズが、いつにも増して怪しいような気もしてくるのはなぜだろう。
ボールが柳さんと乾先輩の間で往復するが、度々柳さんのショットが決まっていく。このままS-3も負けて、立海が優勝してしまうのか、と思った時。
柳さんが崩れた。
じわじわと乾先輩が追い上げていく。
どうしたんだろう。
結果は7-6の逆転で乾先輩が勝った。
それで流れが変わり、青学も波に乗れたのかもしれない。
次のS-2は不二先輩と切原さんだ。
二人共強いな。不二先輩とは少し試合らしい事をしたけど、こんな比じゃなかった。全力で来られたら、あたしなんてまるで敵わないや、と本気で思う。
切原さんも凄い迫力だったけど、7-5で不二先輩が勝利を持っていった。
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