125キロの加速 ナツのオトメ5
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さて関東大会最終日。決勝戦当日だ。
これで全国大会へ出られる学校が決まるんだ、と始まる前からドキドキしていたら
「え、上位六校までが出られるの?」
春菜が教えてくれた。全然知らなかった。
「うん。だからこの大会だと、決勝のうちと立海、三位の不動峰でしょ、それから四位が六角で、五位は山吹、で六位の緑山中で六校だよ」
春菜がチェックを入れたトーナメント表を見ながら説明してくれた。
(山吹出るんだ……)
全国の応援もこっそりしないといけないのかな、とちょっとげんなりした。
でも、優勝した一校しか全国の切符がないんだとばかり思っていたから、六校という出場枠の広さに驚いた。
間もなくダブルスの試合が始まった。
最初のD-2は青学は海堂先輩と桃城先輩、対する立海は丸井さんと桑原さん。
やっぱり立海のダブルスって凄いな、と感じる。
ボールがコートを激しく行き来する様子を見ながらふと幸村さんを思い出した。
(もう検査も始まってるのかな)
幸村さんも試合どうなっているか、気にしているだろうな。
そう思って周りを気にしつつそっとコールをしてみたけど、応答はなかった。
(とりあえず朝の挨拶を入れて、後は試合毎の結果報告をしておけばいいかな)
それだけ考えて、あたしは幸村さんに『おはようございます。関東大会の決勝戦観に来ています』とメールを送った。
白熱した試合は1-6で青学が負けた。
「はー! やっぱ強いね立海!」
春菜も悔しそうだ。