125キロの加速 ナツのオトメ5
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それもそうだ。ホントに部外者がダメならさっきのようにきっちりと幸村さんは断ってくる。
その時、柳も仁王といる七星に目線を向けた。
(明日は精市の手術だ。さすがにきみをここへは呼べない)
幸村は健康な自分だけを七星に見てほしいと強く願っている。
その気持ちは立海レギュラー全てが持っている。
明日は必ず我が立海が勝つ!
「明日は絶対! 俺ら青学が勝つかんね」
青学のミーティングでも菊丸が意気込んで叫んだ。
「そうだね。俺も明日は出るから皆で頑張ろう」
大石もゆっくりとメンバーを見渡して言った。
「うん、留守の手塚にも安心してもらえるように勝ちを狙うよ」
不二も頷く。
「うっしゃー! 今から武者震いっすよー!」
「桃先輩気が早い」
桃城に越前と、それぞれ関東大会決勝に向けて盛り上がる。
『そうか、決勝進出か』
もうすでに手塚先輩へ結果報告はいくつも届いていると思ったけど、一応連絡を入れた。
「はい、明日は精一杯応援しようと思います」
あえてどちらをとは言わず、応援の言葉に濁した。
『自分が出られないというのが、こんなにももどかしいものとは』
残念そうな手塚先輩の声に、どう答えればいいのか悩む。
『だが、必ず治して全国には出る』
あたしが何か言う前に先輩が先に続けた。
「そうですよ、先輩。回復を待っていますので、焦らず治療に専念してくださいね」
『ありがとう』