125キロの加速 ナツのオトメ5
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
D-1が始まった。
立海は真田さんと柳さん。青学は不二先輩と菊丸先輩。大石先輩は欠場だ。
「真田さんも柳さんもシングルスの人だとばかり思ってた」
練習でも一対一ばかりだったし。
たまたまかな?
『たまたまだよ』
幸村さんの文字からも笑顔が見える。
今度の不動峰のD-1はD-2のペアより動きが機敏だし、連携もいい感じに思うけど、相手が悪い。また6-0で沈んだ。
『立海の試合、きちんと観るの初めてですが、キレとかやっぱり凄いですね』
容赦なく叩きのめしていく姿が綺麗だな、と思った。これが王者と呼ばれる所以(ゆえん)かな。
『ホント? ありがとう。仲間を誉められるのは嬉しいよ』
青学のほうも抜きつ抜かれつで、鼻息の荒い人たちを寄せ付けず6-3で勝った。
『お互い次のシングルスで勝負つきそうだね』
幸村さんの言葉通り、立海のS-3は切原さんで6-1、青学は海堂先輩が7-5で準決勝を終えた。
『予想通り、ではあるけれど、正直今年の青学は力が相当ついてるね』
明日の決勝戦は青学と立海。
『でも、俺たちは負けないよ』
『はい、青学も負けません!』
『ふふ、でもこっちも応援して欲しいな』
『あ、ちょっとずつで』
結果がどうなるかなんて、明日対戦してみなければわからない。
『そうだ、悪いんだけど七星さん』
『はい、なんでしょう』
『明日の事なんだけど』
明日、大会後はメンバーのミーティングとOBも集まる恒例の激励会があるので、来て欲しいのはやまやまなのだが、申し訳ないがあたしは外れてほしい。
そういう主旨をやんわりと言われた。