125キロの加速 ナツのオトメ5
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展望デッキから建物内に入り、手塚先輩に貰ったミニ飛行機のストラップをどこに付けようか考えながら、あたしはもう一度じっくりとお土産を見たくて、ショップのある場所に戻ってきた。
「そうそう空港へは来ないもんね」
そう思って、家族で食べられるお茶菓子をあれこれ吟味した。
「え、お父さん出張するの?」
帰宅して母にお土産を渡すと、早速冷たい麦茶とお饅頭を出してくれた。
「そうなの。一週間くらい北海道の支社を回るんですって」
「北海道! いいね、北海道も美味しいものいっぱいあるよね?」
と、母と食べ物や北海道土産について、あれこれ検索してしまった。
『関東大会二回戦3ー0で青学大勝利!』
というメールが春菜から入ったのは午後に入って割とすぐだった。
「関東大会……」
手塚先輩の見送りで、すぽっと頭から見事に抜け落ちていた。
「ヤバいかも……?」
立海はどうだったんだろう、と思う間もなく
『さすが王者立海も余裕の3ー0で大勝利!』
との連絡。助かる。春菜ありがとう! と心で思いながらリョーマくんと幸村さんと、手塚先輩へも忘れずにお祝いメールを送った。
その夜、机の上で充電中の携帯が鳴ってメールの受信を知らせて来た。
「手塚先輩だ……」
メールには到着した九州の空港や街の風景など数枚の写真が添付されていた。写真を送って欲しいとあたしが言ったから、手塚先輩はちゃんと約束を守ってくれたんだ。
そう思うと嬉しくなり、早速手塚先輩に返信した。