125キロの加速 ナツのオトメ4*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
周りの空気などお構いなしに千石が言い放った言葉に対し、一斉に立海やすぐ近くで耳をそばだてていた青学メンバーが、内心面白くないと睨みをきかせたが…
「どうかな? どんな遠回りになっても俺は構わないんだ。君といられるだけでラッキーなんだから」
まっすぐな瞳で七星を見た。
「……」
正直なところ、七星にとって千石という人物はかなり苦手な部類に入る。しかし、こうも穏やかに見つめられたのは初めてのことで、いつもなら目を伏せてしまうばかりだったが、まっすぐに七星も見返した。
ただし、驚いた表情で。
「ハイハイ、お取り込み中悪いんやけど、七星ちゃん、こないだ委員会の集まりで氷帝に来た時に、忘れもんしたやろ? 俺が預かったまんまなんやけど…ないと困るやろ?」
「…え…」
「跡部、リムジン出してや。俺ん家寄って忘れもん七星ちゃんに渡したら、そのまま送ったって」
テキパキとその場を取り仕切るように簡潔に言うと、忍足は跡部へ顔を向けた。