125キロの加速 ナツのオトメ4*
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菊丸に答えると、不二は先程から気になっている人物の所へ足を向けた。
「七星ちゃん、君は僕らと同じ方角なんだから、青学のバスに乗ってね。もちろんちゃんと家まで送るよ」
立海メンバーの居並ぶ中で、臆する様子もなく不二はにこやかに七星に話しかけた。
どうしよう…と七星は焦る。
不二先輩と一緒…は、さっきのこともあるしかなり抵抗あるけど…あたしは青学の生徒なんだから、断わるのは変だよね…。
ああ…他校生のお友達がいて、その子と一緒に帰ります…なんて言えたら…
しかし、不二を断わる理由など思いつかず、あきらめてため息と一緒に七星が口を開きかけた瞬間
「大丈夫だぜ不二。彼女なら俺が自宅までリムジンで送り届けてやるから、安心しな」
「…え」
「リムジン?」
「ほぉ…」
「ふぅん」
「そう来ましたか」
立海メンバーと七星、そして不二が驚いたように声の主、跡部景吾に視線を向けた。