125キロの加速 ナツのオトメ4*
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(…幸村さん? え…立海の人達も来てたんだ…)
正直驚いた。幸村さんは、今日練習試合を見に来るなんてひと言もメールで行ってなかったから…。
「驚かせた…かな?」
手塚先輩に挨拶すると、幸村さんはその穏やかな微笑みであたしに話しかけてくれた。
「会うのは久し振り…になるね」
「あ、はい。あの、先日は色々とお世話を掛けまして…」
あたしは、幸村さんの顔を見たとたんあわててお辞儀をした。青学と立海の練習試合中に、熱中症を起こしたあたしを真っ先に助けに来てくれた人…。
「それはもういいんだ。お礼なんて何度も言って貰ったし、気にしないで欲しいな」
また、目元が優しげに微笑んであたしを見る。…やっぱり恥ずかしいから目を伏せてしまうんだけれど…。
「ま、元気そうで何よりってとこじゃな」
幸村さんの隣に並んだ仁王さんも、合宿の時の優しい目をしてくれた。
「そうっスね。今日も暑いから大丈夫かって、先輩方は朝から心配し通しでしたからね」
「ひと言余計じゃよ、赤也」
「へへっ、どーも」