125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「あ…」
「あ…」
廊下へ出てドアを閉めた手塚の視界に、向こう側から歩いて来た氷帝の部長、跡部の姿が入った。
「丁度よかった跡部。昼食のことで、今そちらに聞きに行くところだったんだ」
こちらに向かって来る跡部に、手塚もゆるやかに歩を進め近づきながら話しかけた。
「それはいいタイミングだったな。俺もその件を伝えに来たところだ」
手塚の前で歩みを止めると、跡部も少しだけ口元をほころばせた。
「さっき入った情報によると突然の集中豪雨で、近隣の鉄道がストップしちまってるんだとよ。線路の冠水が原因らしいが…まぁ、そこで足止めを食らった連中を体育館に集めて、立食形式のもてなしを始めたところだ。よければ青学も入ってくれねぇか。ちょっとした交流会だぜ」
「ほう…それは滅多にない好機だな。わかった。準備が出来次第伺おう」
手塚はそう言うと、すぐに控室へと戻った。
「え! ほんと!? んじゃ、速攻でお弁当食べて行こうよっ!」
菊丸が言うや否や弁当箱の蓋を開け猛然と頬張り出すと、周囲の部員達も笑いながらそれぞれの弁当を広げ始めた。