125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「青学の…!?」
榊はかなり驚いた風に添えていた指先を頬から離すと、改めてこの小柄な少女に注目した。
(青学の女生徒にうちの精鋭達が…?)
まぁ、恋愛は自由だしどこの誰に好意を持つかなんて、自分でコントロール出来るものではない。…狙った相手を落とそうとするなら話は別だが…。
榊にじっと見つめられソワソワと落ち着かない七星を遠目にチラリと見ながら
「まさか監督まで彼女に興味を持った…ってことはないですよね?」
鳳が隣りの宍戸に問い掛けると
「当たり前だろ?監督いくつだよ。年が離れ過ぎだっての!」
怒ったように言葉を叩きつけた。
「まぁ、監督がロリコンやっちゅうんなら話は別やけど、そんなん聞いてへんから」
忍足もさり気なくスタンドに視線を飛ばしながら、二人の会話に加わる。
「けど、可愛いからなあの子。密かにアイドルに夢中になるオッサンもいるんだからさ、わかんないぜ」
向日も試合中のコートを見る振りをしつつ横滑りしながら会話に水を差す。
「う…」
「げ…」
「やめてんか」
一斉に顔をしかめて、スタンドの監督へと視線を走らせる三人。
「何しとんのや…あの監督は…」
視線を二人に合わせたと同時に、忍足が表情を張りつかせたように固まってつぶやく。
「…手、握ってますよね…? 彼女の…」
鳳も見上げたままの体勢で答える。