125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「言われんでも行くがな」
「…おぅ」
肩をすくめる忍足と、心残りの宍戸も跡部の後に続き観客席からコートへと向かった。
「お嬢さんは来てよし」
目で跡部達の背中を追っていた七星も榊のひと言で我にかえったように視線を戻した。
「あ…はい」
言われるまま、用意された場所へと腰を下ろすと、眩しいほどの青い空とゆっくりと流れる雲をパラソル越しに見上げた。
「…何で七星ちゃんが氷帝の監督と一緒にいるの!?」
身体をほぐしながら観客席を見渡した菊丸が、一点を指差し固まった。
「…あれっスよ。また何か食べ物にでも釣られたんじゃないスか?」
「そうだなぁ。跡部のとこはいい物が出そうだもんなぁ…」
皮肉を込めた越前の答えに、うなずきながら真面目に返す大石。
「それならこっちもタカさんに寿司を握って貰えば…」
対抗意識を飛ばす菊丸が、河村へと振り返ったとたん
「何を言っている。たるんでいる暇はないぞ。そら整列だ!」
部長手塚の声が飛び、青学対氷帝の練習試合が始まった。