125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「…何てね、俺が本気で言うと思ってるんスか? 不二先輩」
不意にリョーマくんが立ち止まって振り向くと、嫌味を感じさせる口元の笑いに、かなり挑発的な目付きを不二先輩に投げつけながら帽子のつばに指を添えて軽く被り直した。
「へぇ…越前、君って往生際がかなり悪いようだね」
不二先輩も不二先輩で、にこやかに笑いながら嫌味を言ってる…。
「先輩ほどじゃないっス」
リョーマくんがあたしの隣に来ると、あたしの手を取って言った。
「七星は最初から俺の女ってことになってましたからね」
「…何を話してるんだろな、あの二人…」
不二、越前、七星の三人から少し離れた所を通り過ぎ、氷帝テニスコートの観戦スタンドに向かうルドルフや六角のメンバー達。質問をしたのは、木更津兄。
「まぁ多分、嫌味の応酬だーね」
回答者は恋愛カウンセラー柳沢。
「よくわかるな…」
「雰囲気だーね」
「おい、木更津早く来いよ」
いつの間にかルドルフより六角の方が先に歩き、佐伯が遅れている木更津兄に声をかけた。
「あ、悪い。じゃな淳、またそのうちな」
急いで手を振ると、木更津兄は六角メンバーに走り寄って行った。