125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「何はしゃいでんだよ、道の真ん中で」
「サエ」
「サエさん、いたんだよ。俺のダジャレに笑ってくれる子!」
また別な人が来た…と思ったら、ダビデと呼ばれた人が妙に嬉しそうに報告する。
「…え? そんな子世の中にいるのか? …て、君なの?」
そのサエさんと呼ばれた顔立ちの整った人が、あたしを物珍しそうに覗き込む。
「へぇ…かなり可愛いのにダビデのダジャレで笑っちゃうんだ? 変わってるね」
サエさんは、おかしそうに笑う。
(か…変わってる…?)
…なんて言われたら、全然嬉しくないんですけど…。
「失礼ですが、どいて頂けませんか?」
不意に後ろから、何だか聞き覚えのある声がした。
「あ、悪いね。ほらお前ら…観月…?」
サエさんが、あたしを含めその場で固まっていた人達を脇へ寄せようと振り向いた時、今度はルドルフの人達の姿が見えた。
(観月さん!? えっ…何で)
あたしは焦る。今さら隠れる場所もない。
「…え? あ、六角の…と、七星さんじゃありませんか!? なぜあなたがこんな連中と一緒にいらっしゃるんです?」
「え、あ…たまたま…」
観月さんが、何だか怒ったような感じで言うと、あたしの返答を待たずにツカツカと近寄り素早く手を引くと、あたしはあっという間に観月さん達のグループへ引き込まれてしまった。