125キロの加速 ナツのオトメ4*
空欄の場合は夢小説設定になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(どうしよう…)
不二先輩と顔を合わすのは、正直憂鬱…。
それならあの時に聞き返してれば…と思うけど、あの時の不二先輩のいつにも増して嬉しそうな笑顔…。
あの雰囲気では、とても聞き返すなんてことは出来なかったから…。
「はぁ…」
自然とため息。今日、何度目だろう…。
気がつけば氷帝も間近に見える。
「ねぇ、ちょっと聞いてくれる?」
「……え…」
不意に誰かが近づいて来たと思ったら
「片想いは肩重い」
「……はぁっ!?」
目が点になった。
「おい、ダビデ。お前何、いきなり知らない子に寒いギャグかましてんだよ」
さらに誰かが走り寄って来た。
「え~、だってダジャレは思いついた時に言わないと新鮮味がなくなる…」
「いいから来い! 人様に迷惑かけんなっ!」
「痛たたたっ! バネさん、耳引っ張っちゃイヤ~」
「…プッ…」
あたしは思わず吹き出した。
「…え?」
「…は?」
背の高い二人の人は顔を見合わせたけど、すぐに一人の人がはしゃぐように喜んだ。
「やった。バネさん! いたよ、俺のダジャレに笑ってくれる子!」