125キロの加速 ナツのオトメ4*
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(今日も暑くなる…)
跡部も空を見上げた。
真夏の太陽が眩(まぶ)しくて思わず手をかざす。
七星は、来るのだろうか…?
彼女は直接テニス部とは関係ない…。
しかし…
…来て欲しい…。
「七星ちゃん来るやろか…」
「忍足…」
いつの間にか隣に、ダブルスの練習をしているはずの忍足が来て並ぶ。
「…忍足、てめ何サボッてやがる。いくら試合前だからってな…」
「はぁ? サボッとんのは跡部の方やろ? さっきから、ボ~ッとそこに突っ立ってるだけやないの」
「……あ?」
(俺様が…?)
確かに、周りを見れば向日も宍戸も鳳も軽めの練習を終え、ひと息ついて休憩に入っている…と言う感じだ。
(そんなに俺は考えていたのか…?)
自分のことながら呆れる。
「まぁ、それは置いといて。今日も暑うなるみたいやから、七星ちゃん用に対策立てとかなアカンやろ?」
先日の立海大との練習試合で、七星が熱中症で倒れた時のことを忍足は言った。