125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「待てよ、伊武! そりゃ確かにリズム上げすぎたけどさ、そんなに怒るこた……あれ…? 青学の不二さん…?」
さっきの人が通り過ぎてからすぐに、水たまりをはね飛ばしながら走って来る足音が近づいた…と思ったらそう声がかかった。
「…え、ああ、不動峰の神尾か…」
二度目の邪魔が入ったせいか、いささか不二も機嫌のボルテージが下がり始めている。
「…別に僕に用事ってないだろう?」
神尾に冷たい視線を向けると、不二は必要以上に七星の手を強く握りしめ、今度は離すまいと自分の方へ思い切り引き寄せた。
「…ええまぁ、それは通りかかっただけだから…」
不二のそっけなさと、彼女との密着振りにやや面食らう神尾アキラ。
「…察してやれよ、神尾。邪魔して欲しくないんだからさ…不二さんは」
いつの間にか戻って来た、さっき通り過ぎた人物…伊武深司がつぶやくように言った。
「─あ…! これは失礼しました」
伊武に言われ、不二と不二が離さずにいる女の子…を改めて見てしまう神尾。