125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「観月が!? わざわざ引き返して来た…?」
さしもの不二先輩もこれには驚いたみたい。
「それで…」
送ってくれると言う申し出を何とかごまかした後で、手塚先輩に会った…と説明。
「手塚が…? 帰ってなかった…?」
これも思わぬ情報だったみたい。
「……」
不二先輩は少し考え込むとあたしに聞いた。
「越前は?」
「あ、リョーマくんは…」
自宅前にいました…。
「…なるほどね。どうやら僕だけ出遅れたようだね」
クス…と不二先輩が小さく笑う…。
『開眼率83%だな』
…言わない方がよかったのかな…とは思っても後の祭り。
言っても、言わなくても、不二先輩には追い詰められてしまう…。
「ねぇ、七星ちゃんやっぱり君には早く決めて欲しいな」
「…え…?」
思わず顔を見上げてしまった。
『開眼率90%だな』
「君と僕の関係…もう少し進めたいから」
「──!!」
不二先輩が腕に力を入れると、あたしの体は簡単に先輩の胸に抱き込まれてしまった。