125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「黒魔術使い」
「…………」
相手からの返答が途絶えたので、してやったか?…と思いニンマリしかけたが、
「何だ、それ噂じゃなくてホントだよ。つまらないな、もっと斬新なネタが聞けるかと思ったのに。残念だよ、変態伊達眼鏡」
面白くもない、というようにため息をつくと、青学の代表は帰るためにそのままドアに向かい始める。
「…は? …何がほんまやて…?」
氷帝の代表は、ただならぬ言葉を聞いた気がしたが、本能が巧みにそれをかわし、理性が敢えてもう一度尋ねた。
「2度聞いてどうするの? そっちが知ってることなのに……これ以上僕を不機嫌にさせると…」
ドアを開けて振り向いた青学の代表は、今まで閉じていた目をスッ…と開けると極上の笑みを口の端に浮かべてこう言った。
「呪っちゃうよ?」
「──いっ…」
ドアが閉まると青学の代表の足音と、クスクスと笑う声が次第に雨の中に消えていくのがわかった。
「ギャハハハ、何侑士。何今の不二との暗黒漫才! おかしーっ! おかしすぎ~! 腹痛~ぇ! ギャハハハ」
突如隣のロッカールームから、腹を抱えて転がり出て来た向日岳人。
「…何でおるねん岳人」
忍足は、いつまでも笑い転げる向日をムッとした顔で見下ろした。