125キロの加速 ナツのオトメ4*
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「別に他意はないよ。そのまま…なぜ君みたいな人が、って不思議に思っただけ」
「…随分やね。そっちこそ根に持っとるんやない?」
氷帝の代表がジロリと睨む。
「何の話かな?」
青学の代表がにっこりと笑う。
「…んで、レギュラー以外の試合なんやけど」
軽い腹立ちを覚えるが、氷帝の代表は大人の余裕を見せようと思う。
「そうだね、無駄に多いよね。あんなにいてどうするの?」
「…氷帝にケンカ売っとんの?」
しかし青学の代表の嫌味にいささかの大人の余裕も薄れ…
「まさか。敬意を持ってるよ。あれほどの人数を部員として賄えるんだから、さすが氷帝…でしょ?」
サラリとにこやかに青学の代表がかわす。
「…まぁな」
氷帝の代表は疑心暗鬼で、青学の代表を探る。
「もし全員参加でこなすなら、レギュラー以外は1ゲームにするしかないよね?一日しかないんだし。こっちは一人で4~5人と当たる感じかな…どう?」
青学の代表は、人当たりのいい笑顔を浮かべ、もっともな提案をする。
「せやな…なるべくやったら、レギュラー以外にも他校と試合経験させたいしな…」
眼鏡を軽く押し上げると、軽くひと息つき、氷帝の代表もよい意見だと思う。
「こっちは構わないから。逆にたくさんとやれて喜ぶだろうしね」
「せやったら、流れ作業的やけど、1年から次々こなしてけば夕方くらいまでには片付くやろ」
ナイター設備もあるし…と氷帝の代表はニヤつくように言った。