125キロの加速 ナツのオトメ3*
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発信人は越前リョーマ。
あわてて出る。
「どしたの? リョーマくん」
『…どしたの? じゃないだろ』
─怒ってる………。
『俺は言ったろ? 待ってろって』
─あっ…保健室…っと思った時には、観月さんに包まれた感触まで思い出し、急に顔が熱くなるのを感じた。
「あ…ゴメンなさい…その実は…」
『…保健室から閉め出されたんだろ?』
謝りかけたあたしに、リョーマくんの声が少し優しくなったように感じる。
『いいから、出て来いよ』
……え…?
「出るって…?」
あたしはリョーマくんの言葉の意味がよく掴めないまま、戸惑って携帯を握り直す。
『文字通り、玄関から家の外に出て来いっての。俺は外にいるから』
「えっ…」
あたしは、携帯を握ったまま急いで部屋の窓を開けた。
玄関前の道に人影が見え、窓を開けた気配に気付くとこちらを見上げた。
(リョーマくん!)
あたしは携帯を切ると、焦って玄関へと駆け降りた。
「リョーマくん? どっ…どうして…?」
もう辺りは暗く、街灯と門灯の明るさの中に立っていたリョーマくんに、あたしが走り寄ると──