125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「─え?」
ちょっとあわてたような声を、自分でも出したと思う。
「今日はほんとはテニス部の試合が終わるまでだったのよ。でも、この暑さであなたみたいに熱中症や日射病で大繁盛しちゃったから、予定より長引いたけど、みんな回復したし…」
あたしで『患者さん』は最後…って顔で先生がにっこり笑ったから、あたしも『ありがとうございました』…と言う他なかった。
保健室を後にして校舎から外に出ると、もう夕方だというのに昼間の熱気がどこにも行き場がないような感じで、じんわりと立ち込めていた。
「ふぅ…」
思わずため息が出る。
取り敢えず部室の前に行ってみると、中から手塚先輩の声が聞こえた。
内容から総合すると…ミーティングは長引きそうだ。
(どこで待ってればいいんだろう…)
テニスコートはもう鍵がかかって入れないし…。適当にベンチのある所にしようと思い、待ち合わせ場所の変更をリョーマくんに歩きながらメールし始めたら、
「お待ちしていましたよ。七星さん」
「え…」
思いもよらぬ人に声をかけられた。