125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「七星ちゃん、大丈夫だった?」
ドアを開けると、菊丸、河村、桃城、乾…がなだれ込んで来た。
「ど…どうされたんですか? 皆さん」
あたしは目を白黒させて、保健室に来た面々を見つめてしまった。
「どうって、七星ちゃんが心配だったんだよ」
「そうだよ、ずっと不二や跡部達がいたからね~、さすがに近寄りづらくてさ」
「ま、ようやくみんな帰ったし、それでやっと様子を見に来られたわけだ」
河村、桃城、乾…と次々話しかけてくる。
「でも大丈夫そうでよかったよん」
菊丸がホッとした顔で笑った。
「あ…ありがとうございます。すみません、ご心配おかけしまして…」
あたしは、先輩達のお見舞いが嬉しい…という気持ちと、部員でもないのに迷惑をかけてしまった…という申し訳ない気持ちが入り混じって、ちょっと複雑な心境になってしまった。
「こら、お前達ミーティングだぞ!」
大石先輩が、走り込んでやって来た。
「七星ちゃんが心配なのはわかるが、時間だ」