125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「本当にお世話かけました」
あたしは、跡部さんと観月さんに深くお辞儀をしてお礼を言った。
「気にするな」
「忘れないで下さいね。こまめな水分補給ですよ」
跡部さんも、観月さんも笑いながら言ってくれた。
立海大も氷帝もルドルフも帰った。
そしてあたしの後ろで一人残って微笑むのが…
「じゃ、七星ちゃん、帰りは僕が送るね。まだ暑いから、心配だし」
不二先輩だ。
「え…?だ、大丈夫ですよ。もう全然…」
あたしは保健室のベッドから降りると立ち上がり、回復さ加減をアピールしたつもりが、不覚にもよろめき、気がつけば不二先輩に抱きとめられていた。
(しまった…!)
「ほら…ね?」
クスクスと不二先輩が笑う。
「だから、七星ちゃんは僕の言うことをちゃんと聞くこと」
いいね?と念を押して、不二先輩は保健室を出て行った。
『僕が迎えに来るまで、おとなしく待ってて』
つけ加えることも忘れない。
「はぁ…」
不覚…つくづく不覚…。
ため息をついた時、保健室のドアがノックされた。