125キロの加速 ナツのオトメ3*
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(あれ……)
目を開けたら天井が見えた。
(え…あたし寝てる…?)
おかしいな…と思い、頭を右へ向けてみたら…
「よう、気がついたか?」
(─え…? 跡部さん…?)
わけがわからず焦って左に向けたら…
「もう大丈夫かな?」
(─幸村さん…?)
「ええっ? あっ…あたし何かしましたっけ?」
あわててはね起きると、
「あ、いきなり起きない方がいいよ」
心配そうな声が、背中側…枕元の方から聞こえた。
急いで振り返ると、いつもの笑顔に少しだけ心配そうな表情を混ぜて、あたしを見つめる…
「不二先輩…」
─がいる。
「暑い日は水分をマメに取らないとダメですよ」
(─え…?)
今度は足元…窓辺で腕を組み、優しい微笑みを浮かべた観月さんがたたずむ。
「観月さんまで…」
(本当にあたしは何をしたんだろう…)
何だか無性に気恥ずかしくなり、知らずに掛け布団を引っ張り上げ顔の半分を隠して目だけで、なぜかあたしを取り巻く四人の間をキョロキョロさせた。
「…じゃあ、代表して俺が説明してやろうか」
跡部さんがおもむろに口を開いた。