125キロの加速 ナツのオトメ3*
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「ついでだけど、俺はルドルフテニス部の3年、柳沢だーね。近くで見ると、君ホント可愛いだーね。裕太がゾッコンなのもわかるだ~ね」
何だか愉しそうな人が、あたしに話しかけて来た。
「あ、初めまして。青学1年の高寺七星と申します」
あたしは柳沢さんに会釈した。
「七星さんて言うんだ! よかった。やっと君の名前がわかったよ」
「おや…不二周助からは聞かなかったんですか?」
嬉しそうに言う裕太さんを、観月さんがチラリと横目で見た。
(不二先輩…? 何で不二先輩が出て来るんだろう)
あたしが疑問に思い首をかしげると
「ふふ…裕太くんのフルネームは不二裕太…。あの不二周助の弟ですよ」
観月さんは、今コートで試合をしている不二先輩を指差すと、再びあたしに笑顔を向けた。
(七星ちゃん、さっきから何してるの…?)
コート上で、練習とは言え一応試合をしているのに、不二周助の気は大半がフェンスの向こうに飛んでいた。
(甘いぜよ不二。集中力4割で俺らに勝てるとでも思っちょるのか?)
不二・河村組に対し立海大は仁王・柳生組だ。