……。

沈黙が走る。

んー…。
とりあえず自己紹介からするかなぁ。

「えっと…。俺は星崎エイトです。好きなものは星と笑顔かな…。よろしくな。」

「僕は白木リクです。好きなものはスイーツですかね。よろしくお願いします。それと、この口調はクセなので、タメ語じゃなくてもいいですか？」

「「大丈夫だよ。/ あぁ。」」

「最後になるが、俺は黒井ソラ。好きなことはゲームだ。よろしく。」

おぉ、意外としっかりしてる…！

失礼なことを少し考えながらも、無事、自己紹介が終わり、ホッとする。


「ところでさ、俺がリーダーでいいのか？まだ会って数日なのにそんなに簡単に決めてもいいのか？」

だが、そんな心配を吹き飛ばすように2人が言う。

「だって、お前、波野さんに、本気でアイドルを、というか笑顔を届けたいと思ってる。そのことをあそこまで真剣に話すのを見たら、いいって言わない訳ないだろ。」

微笑みながら言う。

「だって、星崎さんは、試験のときも、よく周りを見ていて、僕のことも気にかけてくれました。それに、何故か、星崎さんがいいと、そう思うんです。」

………。

「ありがとな。」
「これからよろしく。」

「「よろしく。/ よろしくお願いします。」」