ゼロ日婚の果て
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結婚を機に仕事はやめた。
子供は4歳の年に保育園に入れることにしたため、それまで私は専業主婦。
ときたま子供を連れて友達とランチをするけれど、
「旦那さん、教師なんでしょ?その上、専業主婦で良いって言ってくれるなんて、優しいー!うちの旦那なんて本当にダメで────」
「えー!そんな話されたら結婚したくなくなる!ま、私は彼氏すらいないんだけどね!アハハッ」
夫は彼女たちにとっては良い旦那らしい。
「あはは……」
既婚のキコと独身のヒトミの話に適当に相槌を打つ。
良い旦那と思われている彼と離婚したいと思う私はおかしいのだろうか。
ただ、離婚とは簡単にできるものではない。
不貞を働いたわけでもない。
嫌になるくらい真っ直ぐ家に帰ってくる。
「浮気の一つや二つしてくれればいいのに……」
「「え?」」
「あっ……」
うっかり思っていたことが口から出ていた。
「浮気って、どういう事?」
そりゃあ、そうなるよね。
この際だから正直に話してみようかな。
「実は離婚したくて……。別に旦那に非があるわけではないんだけど……」
どうせ結婚するなら好きな人としたかった。
「だけど、不貞を働いたわけじゃないから難しくて……。あ、そうだ!」
私はとんでもないことを思い付いてしまっった。
不貞を働いていないなら、働かせればいいんだ。
キコは既婚だし……。
「ヒトミさえよければうちの夫にハニートラップ仕掛けてくれない?もちろん訴えたりはしないから……」
ここまで話してハッとした。
既婚だとか独身だとか関係なく、友達をこんな私情に巻き込もうとするなんて、どうかしている。
「ごめん、やっぱり……」
なんでもない、そう言おうとしたとき、
「めちゃ面白そう!やるやる!」
意外にもヒトミは乗り気だった。
再度本当に大丈夫か確認したところ、胸をドーンッと叩いて自信満々だった。
「ヒトミ、ありがとう」
「早速、作戦会議をしようよ!」
作戦はこうだ。
私は体調が悪いフリをして、子供を実家に預ける。
夫には晩ご飯を食べてから帰るように促す。
きっと、行きつけの居酒屋へ行くはずだから、跡を付けたヒトミは入店後夫にハニートラップを仕掛ける。
私は離れた席から様子をうかがって写真を撮る。
これを餌に離婚を切り出す、と言う魂胆だ。
上手くいくかは分からないけれど、日にちを決めて解散した。
子供は4歳の年に保育園に入れることにしたため、それまで私は専業主婦。
ときたま子供を連れて友達とランチをするけれど、
「旦那さん、教師なんでしょ?その上、専業主婦で良いって言ってくれるなんて、優しいー!うちの旦那なんて本当にダメで────」
「えー!そんな話されたら結婚したくなくなる!ま、私は彼氏すらいないんだけどね!アハハッ」
夫は彼女たちにとっては良い旦那らしい。
「あはは……」
既婚のキコと独身のヒトミの話に適当に相槌を打つ。
良い旦那と思われている彼と離婚したいと思う私はおかしいのだろうか。
ただ、離婚とは簡単にできるものではない。
不貞を働いたわけでもない。
嫌になるくらい真っ直ぐ家に帰ってくる。
「浮気の一つや二つしてくれればいいのに……」
「「え?」」
「あっ……」
うっかり思っていたことが口から出ていた。
「浮気って、どういう事?」
そりゃあ、そうなるよね。
この際だから正直に話してみようかな。
「実は離婚したくて……。別に旦那に非があるわけではないんだけど……」
どうせ結婚するなら好きな人としたかった。
「だけど、不貞を働いたわけじゃないから難しくて……。あ、そうだ!」
私はとんでもないことを思い付いてしまっった。
不貞を働いていないなら、働かせればいいんだ。
キコは既婚だし……。
「ヒトミさえよければうちの夫にハニートラップ仕掛けてくれない?もちろん訴えたりはしないから……」
ここまで話してハッとした。
既婚だとか独身だとか関係なく、友達をこんな私情に巻き込もうとするなんて、どうかしている。
「ごめん、やっぱり……」
なんでもない、そう言おうとしたとき、
「めちゃ面白そう!やるやる!」
意外にもヒトミは乗り気だった。
再度本当に大丈夫か確認したところ、胸をドーンッと叩いて自信満々だった。
「ヒトミ、ありがとう」
「早速、作戦会議をしようよ!」
作戦はこうだ。
私は体調が悪いフリをして、子供を実家に預ける。
夫には晩ご飯を食べてから帰るように促す。
きっと、行きつけの居酒屋へ行くはずだから、跡を付けたヒトミは入店後夫にハニートラップを仕掛ける。
私は離れた席から様子をうかがって写真を撮る。
これを餌に離婚を切り出す、と言う魂胆だ。
上手くいくかは分からないけれど、日にちを決めて解散した。