脂肪=幸せの量
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太志郎さんは膨れたお腹をさすりながら話し始めた。
「せやった!実はな……」
「実は?」
「俺、プロヒーローやねん!」
「え、あ、そうなんですね?」
プロヒーローなら傷だらけの格好や突発の仕事にも納得がいく。
ただ、たまたま私がプロヒーローに疎くて知らなかったけれど、こんなに特徴的な体型の太志郎さんのことだから、言わなかっただけで何人かの従業員は気付いていたはず。
「あれ、なんや思ってた反応とちゃうな〜」
太志郎さんは首をかしげた。
「あ、いえ、驚いてはいますよ!ただ、私がヒーローに疎いのと……」
失礼かもしれないけど、想像していた内容より大した事がなかったと言うか……。
「もっと最悪な話を想定していたので……」
「最悪な話?」
「えっと……その……」
つい先程、さっさと思いを伝えればよかった、と後悔したばかりではないか。
伝えるなら今。
勇気を出してよ。
「太志郎さんが他にご飯を作ってくれる人を見つけてしまった……とか」
「え?」
「私、太志郎さんのことが好きだから……。そうだったら嫌だな……って」
「そないなこと……」
俯く私の肩を太志郎さんの大きな腕が掴む。
「俺かて●●ちゃんのとが好きや!」
「本当?」
「ホンマ!」
「あの……それならなんで仕事のことを隠していたんですか?プロヒーローなんて誇れることじゃないですか」
「プロヒーローに関わると、パパラッチにあったり、敵 に狙われたりと迷惑をかけることが多くてな、それで離れていく人がおるんや」
「私、そんなことで太志郎さんを避けたりなんかしません!」
部屋に残されて一人になる寂しいさ、他の女性の元へ太志郎さんが行ってしまうのを想像して感じる喪失感。
それらを考えると、太志郎さんの懸念なんてちっぽけな物だ。
それだけ恋は偉大で盲目。
「せやな、俺、●●ちゃんを見くびっていたようや」
「太志郎さん……」
「●●ちゃん、こんな俺でよければ、付き合ってくれへんか。ずっと、俺のために飯作って欲しいねん」
「はいっ!」
ーーFinーー
「せやった!実はな……」
「実は?」
「俺、プロヒーローやねん!」
「え、あ、そうなんですね?」
プロヒーローなら傷だらけの格好や突発の仕事にも納得がいく。
ただ、たまたま私がプロヒーローに疎くて知らなかったけれど、こんなに特徴的な体型の太志郎さんのことだから、言わなかっただけで何人かの従業員は気付いていたはず。
「あれ、なんや思ってた反応とちゃうな〜」
太志郎さんは首をかしげた。
「あ、いえ、驚いてはいますよ!ただ、私がヒーローに疎いのと……」
失礼かもしれないけど、想像していた内容より大した事がなかったと言うか……。
「もっと最悪な話を想定していたので……」
「最悪な話?」
「えっと……その……」
つい先程、さっさと思いを伝えればよかった、と後悔したばかりではないか。
伝えるなら今。
勇気を出してよ。
「太志郎さんが他にご飯を作ってくれる人を見つけてしまった……とか」
「え?」
「私、太志郎さんのことが好きだから……。そうだったら嫌だな……って」
「そないなこと……」
俯く私の肩を太志郎さんの大きな腕が掴む。
「俺かて●●ちゃんのとが好きや!」
「本当?」
「ホンマ!」
「あの……それならなんで仕事のことを隠していたんですか?プロヒーローなんて誇れることじゃないですか」
「プロヒーローに関わると、パパラッチにあったり、
「私、そんなことで太志郎さんを避けたりなんかしません!」
部屋に残されて一人になる寂しいさ、他の女性の元へ太志郎さんが行ってしまうのを想像して感じる喪失感。
それらを考えると、太志郎さんの懸念なんてちっぽけな物だ。
それだけ恋は偉大で盲目。
「せやな、俺、●●ちゃんを見くびっていたようや」
「太志郎さん……」
「●●ちゃん、こんな俺でよければ、付き合ってくれへんか。ずっと、俺のために飯作って欲しいねん」
「はいっ!」
ーーFinーー