Interview with HERO
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取材5日目。
屋上に行くと、誰か先に来ていた。
ホークスではない黒い衣装を身にまとった人が。
その彼は私に気が付くと近寄ってきた。
「◯◯さんですか?」
「え、あ、はい。あなたは?」
「ホークスからあなたに言付けを言伝 を預かってきた」
「言伝?」
そう言うと彼は1枚の手紙を渡してきた。
「確かに渡した」
黒い羽を広げた彼が飛び立った後、私は手紙を広げた。
内容を要約すると昨日の雨のせいで風邪を引いたから今日は来れない、と。
さっさと帰ればよかったのに、こんなところへ寄り道するから風邪なんか引くんだ。
「バカなんだから……」
口ではそう言ったが、胸がきゅっと苦しくなった。
手紙をしまおうと鞄を開けると1枚の写真が目についた。
昨日、髪を掻き分けたホークスの姿を現像した写真。
初日のコマ送り動画を作ってからはホークスとのやり取りをデータ化させるのを諦めたけれど、この姿はあまりにも印象的だったから。
別にマスコミに売ったり、誰かに見せたりするわけではない。
一人で楽しむために。
改めて手にとってまじまじと眺めた。
「この写真の顔、好きかも……」
雑誌やテレビで見るような貼り付けた笑顔ではない。
だけど、これがホークスの素なんだって思わせる表情。
「って何考えてるんだ、あ、あくまで自分の撮った写真最高ってだけで!」
まるで自分に言い聞かせるように言った。
「だからホークスのことが好きなわけじゃない……」
そう、好きなわけじゃない……。
「明日は来ると良いな」
写真をしまい直し、ビルを後にした。
屋上に行くと、誰か先に来ていた。
ホークスではない黒い衣装を身にまとった人が。
その彼は私に気が付くと近寄ってきた。
「◯◯さんですか?」
「え、あ、はい。あなたは?」
「ホークスからあなたに言付けを
「言伝?」
そう言うと彼は1枚の手紙を渡してきた。
「確かに渡した」
黒い羽を広げた彼が飛び立った後、私は手紙を広げた。
内容を要約すると昨日の雨のせいで風邪を引いたから今日は来れない、と。
さっさと帰ればよかったのに、こんなところへ寄り道するから風邪なんか引くんだ。
「バカなんだから……」
口ではそう言ったが、胸がきゅっと苦しくなった。
手紙をしまおうと鞄を開けると1枚の写真が目についた。
昨日、髪を掻き分けたホークスの姿を現像した写真。
初日のコマ送り動画を作ってからはホークスとのやり取りをデータ化させるのを諦めたけれど、この姿はあまりにも印象的だったから。
別にマスコミに売ったり、誰かに見せたりするわけではない。
一人で楽しむために。
改めて手にとってまじまじと眺めた。
「この写真の顔、好きかも……」
雑誌やテレビで見るような貼り付けた笑顔ではない。
だけど、これがホークスの素なんだって思わせる表情。
「って何考えてるんだ、あ、あくまで自分の撮った写真最高ってだけで!」
まるで自分に言い聞かせるように言った。
「だからホークスのことが好きなわけじゃない……」
そう、好きなわけじゃない……。
「明日は来ると良いな」
写真をしまい直し、ビルを後にした。