Interview with HERO
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取材3日目。
「今日はほぼ時間通りだね」
「ははは、昨日はごめんね」
昨日はホークスに情報提供した後、彼は戻ってこなかった。
忙しいのは分かるけれど、戻ってくると思って1時間以上待機していた私の時間を返してほしい。
せめて、帰っていいよって言って欲しかった。
いや、それも利用だけされて帰されるみたいで不服だけれども。
「まあ、いいけどね」
一応口だけは許した。
「全然いいと思ってないやつ〜」
ホークスは軽口を叩く。
それが余計に私を苛立たせる。
「……」
「そんなに怖い顔しないで。ほら、今日も楽しくお喋りしよう!」
そんな気分じゃないんだけどな。
……あ、そうだ。
「昨日のスリは捕まえられた?」
「ああ、お陰様で。待ち合わせ時間の数分前に仕事に駆り出されてね。火災現場で逃げ遅れた人たちの救助をしていた」
だからか。
昨日会ったときから思っていたけれど、背中の赤い羽が焦げたのか、いつもよりよ小ぶりな羽になっている。
たかがボヤだと思っていたのに、想像以上に大変だったようだ。
「それで、やっと終わったーと思ったらスリ被害。そこで●●さん見ていないかなーって思って来てみたらビンゴ。本当にありがとう」
「ふ、ふ〜ん」
素っ気ない返しをしたけれど、面と向かってお礼を言われると、いつまでも不貞腐れるワケにはいかない。
自然と顔が綻んでしまう。
「ホークスの為じゃなくて、被害者の為だからね」
「分かっていますよ。そう言うところは信用していますから」
ホークスは笑みを浮かべた。
そう言うところはってことは、何に対して信用していないのか。
……あ、スクープ写真をちゃんと消してくれるかってやつか。
確かに、それは私にとっても人質のような物だから。
見す見す消すなんてしない。
それと、私の個性と撮影方法。
これが最後の切り札でもある。
今だって撮影されていることをホークスは知らない。
「今日はほぼ時間通りだね」
「ははは、昨日はごめんね」
昨日はホークスに情報提供した後、彼は戻ってこなかった。
忙しいのは分かるけれど、戻ってくると思って1時間以上待機していた私の時間を返してほしい。
せめて、帰っていいよって言って欲しかった。
いや、それも利用だけされて帰されるみたいで不服だけれども。
「まあ、いいけどね」
一応口だけは許した。
「全然いいと思ってないやつ〜」
ホークスは軽口を叩く。
それが余計に私を苛立たせる。
「……」
「そんなに怖い顔しないで。ほら、今日も楽しくお喋りしよう!」
そんな気分じゃないんだけどな。
……あ、そうだ。
「昨日のスリは捕まえられた?」
「ああ、お陰様で。待ち合わせ時間の数分前に仕事に駆り出されてね。火災現場で逃げ遅れた人たちの救助をしていた」
だからか。
昨日会ったときから思っていたけれど、背中の赤い羽が焦げたのか、いつもよりよ小ぶりな羽になっている。
たかがボヤだと思っていたのに、想像以上に大変だったようだ。
「それで、やっと終わったーと思ったらスリ被害。そこで●●さん見ていないかなーって思って来てみたらビンゴ。本当にありがとう」
「ふ、ふ〜ん」
素っ気ない返しをしたけれど、面と向かってお礼を言われると、いつまでも不貞腐れるワケにはいかない。
自然と顔が綻んでしまう。
「ホークスの為じゃなくて、被害者の為だからね」
「分かっていますよ。そう言うところは信用していますから」
ホークスは笑みを浮かべた。
そう言うところはってことは、何に対して信用していないのか。
……あ、スクープ写真をちゃんと消してくれるかってやつか。
確かに、それは私にとっても人質のような物だから。
見す見す消すなんてしない。
それと、私の個性と撮影方法。
これが最後の切り札でもある。
今だって撮影されていることをホークスは知らない。