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アパートの前でホークスはそっと私を下ろしてくれた。
「ここで大丈夫です。本当にありがとうございました」
私は何度も頭を下げてお礼を伝えた。
「あの……もしよければ……お茶だけでも飲んでいきませんか?ほら、暑いので……」
ダメ元で言うと、ホークスは、
「じゃあ、少しだけ」
と笑顔で応じてくれた。
小さなアパートの玄関。
ホークスは羽を折りたたみ、私の狭い部屋に入ってくる。
「素敵な部屋だね」
「いえいえ……。全然、普通です。お茶、すぐに淹れますね」
お世辞を言ってくれるホークスをリビングで待たせ、私はいつもより丁寧にお茶を淹れた。
茶葉から色が出てきたところで、コップに氷を半分くらい入れて、先ほど淹れたお茶を注ぐ。
「どうぞ。ゆっくりしていってください」
「ありがとう」
ホークスがお茶を飲む様を凝視するのもよくないと思ったけれど、手持ち無沙汰ですることがない。
すると、痛む膝のことが気になり始めた。
「ちょっと、すみません……」
自分の家なのに、なんで断りを入れたんだろう。
そう思いながら、スッと立ち上がり引き出しから救急箱を取り出す。
消毒液とガーゼ……あとは絆創膏……。
だけど、絆創膏はどこにも見当たらない。
「……あれ、おかしいな」
切らしちゃったのかな。
その時、後ろから声がした。
「はい、これ使って」
振り返ると、ホークスが私に絆創膏を差し出していた。
パッケージには可愛いアニメのキャラクターが描かれている。
驚いていると、ホークスが少し照れくさそうに肩をすくめる。
「この柄しかなくてごめんね。子供ウケ狙ってて。泣いてる子供にこれ渡すと笑ってくれるから」
「あ、ありがとうございます……」
怖ず怖ずと受け取った絆創膏を傷口に貼る。
キャラ物の絆創膏なんていつぶりだろう。
私とホークスは、そんなに年が離れているワケではない。
だけど、彼はヒーローで、私は普通の一般人。
それだけで、世界からの見られ方が違うのかもしれない。
目の前に壁みたいなものがある気がした。
それでも、今日出会った縁を無駄にしたくなくて、私はお礼を言いながら口実を探す。
「あの……。今日、お財布届けてくださったこともあるし……何かあった時、連絡してもいいですか?色々と助けてもらっちゃったので……」
言い訳がましいと自分でも思ったけど、どうしても繋がっていたかった。
ホークスは少し考えた後、
「んー、プライベートはあんまり教えない派でさ。仕事用の連絡先でよければ」
そう言って、スマホを取り出す。
どこか線を引かれた感じもしたけど、それでも嬉しかった。
「あ、ありがとうございます!……本当にありがとうございます」
私は何度もお礼を言った。
「すぐに返信できないと思うけど、許してね」
ホークスはそんなこと言っていたけど、実際は思ったよりも小まめに返事をくれた。
忙しいはずなのに……。
こうして、私は少しずつ彼との距離を縮めた。
「ここで大丈夫です。本当にありがとうございました」
私は何度も頭を下げてお礼を伝えた。
「あの……もしよければ……お茶だけでも飲んでいきませんか?ほら、暑いので……」
ダメ元で言うと、ホークスは、
「じゃあ、少しだけ」
と笑顔で応じてくれた。
小さなアパートの玄関。
ホークスは羽を折りたたみ、私の狭い部屋に入ってくる。
「素敵な部屋だね」
「いえいえ……。全然、普通です。お茶、すぐに淹れますね」
お世辞を言ってくれるホークスをリビングで待たせ、私はいつもより丁寧にお茶を淹れた。
茶葉から色が出てきたところで、コップに氷を半分くらい入れて、先ほど淹れたお茶を注ぐ。
「どうぞ。ゆっくりしていってください」
「ありがとう」
ホークスがお茶を飲む様を凝視するのもよくないと思ったけれど、手持ち無沙汰ですることがない。
すると、痛む膝のことが気になり始めた。
「ちょっと、すみません……」
自分の家なのに、なんで断りを入れたんだろう。
そう思いながら、スッと立ち上がり引き出しから救急箱を取り出す。
消毒液とガーゼ……あとは絆創膏……。
だけど、絆創膏はどこにも見当たらない。
「……あれ、おかしいな」
切らしちゃったのかな。
その時、後ろから声がした。
「はい、これ使って」
振り返ると、ホークスが私に絆創膏を差し出していた。
パッケージには可愛いアニメのキャラクターが描かれている。
驚いていると、ホークスが少し照れくさそうに肩をすくめる。
「この柄しかなくてごめんね。子供ウケ狙ってて。泣いてる子供にこれ渡すと笑ってくれるから」
「あ、ありがとうございます……」
怖ず怖ずと受け取った絆創膏を傷口に貼る。
キャラ物の絆創膏なんていつぶりだろう。
私とホークスは、そんなに年が離れているワケではない。
だけど、彼はヒーローで、私は普通の一般人。
それだけで、世界からの見られ方が違うのかもしれない。
目の前に壁みたいなものがある気がした。
それでも、今日出会った縁を無駄にしたくなくて、私はお礼を言いながら口実を探す。
「あの……。今日、お財布届けてくださったこともあるし……何かあった時、連絡してもいいですか?色々と助けてもらっちゃったので……」
言い訳がましいと自分でも思ったけど、どうしても繋がっていたかった。
ホークスは少し考えた後、
「んー、プライベートはあんまり教えない派でさ。仕事用の連絡先でよければ」
そう言って、スマホを取り出す。
どこか線を引かれた感じもしたけど、それでも嬉しかった。
「あ、ありがとうございます!……本当にありがとうございます」
私は何度もお礼を言った。
「すぐに返信できないと思うけど、許してね」
ホークスはそんなこと言っていたけど、実際は思ったよりも小まめに返事をくれた。
忙しいはずなのに……。
こうして、私は少しずつ彼との距離を縮めた。
